社員インタビュー

研究員としての専門性を活かしながら、各部門と連携し、消費者ニーズに合った商品を生み出す。

S.T.宮下主席顧問研究員

CHAPTER01

一つのアイデアから生まれる、
独自性ある新しい商品。

DHCほど商品を持っている会社はないと思います。それほど商品数が多いです。それは、それだけアイデアが豊富で、かつ研究員と他の部署の社員が連携して努力し成し遂げている証だと思います。
例えば、私が研究開発を手がけたスキンケア商品シリーズ「潤米(URUMAI)」は、歴史的に日本人の主食であるお米をテーマに商品をつくろうという、一つのアイデアから誕生しました。肌に良い米由来の原料をはじめ、すべてを天然由来100%でつくることをコンセプトとして研究を始めましたが、石油系の原料が使えないとなると、使える原料は極端に少なくなり、中身の設計上の難易度が途方もなく高くなります。その難題をクリアするため、細かい単位で配合量を調整したり、作り方を調整したりと、大変な努力を重ねました。その一方で、原料メーカーと一緒に研究し、独自性のある新しい成分の導入に成功。質の高い中身に仕上げることができました。が、さらに新たな壁があり、中身の性質上、ジェル系の剤型には一切できなかったのです。しかし、困難は新しいアイデアを生むことを学びました。日本人の伝統美に着目した商品なので、洗顔に固形石鹸を入れての開発提案をして、DHCの商品シリーズには珍しく固形石鹸を入れました。
「潤米(URUMAI)」もそうでしたが、研究員として面白さを感じるのは、自分の仮説通りのデータが出た瞬間です。仮説の正しさが証明され、きちんと効果があると言えるような商品になりそうだと確信できた時はいつもうれしいしホッとします。これからも、しっかりした研究のもと、新たな商品を生み出していきたいです。

CHAPTER02

大切なのは、研究者の知見を、
消費者が求める商品に結びつけること。

どの商品も手がけている時にも、開発の理念として目指していることは、消費者に魅力を実感してもらえるもの、かつ、購入し使用してよかったと満足感を与えられるものをつくることです。DHCの場合はマーケティング部門や容器を担当する制作部など、様々な部門の社員とみんなで商品をつくっていくというスタンスなので、最終的にDHCとして実現したい商品のイメージを見失わずに研究開発を進めていくことができます。
研究員も各関係部門と話し合いながら、市場での購買性や製造コストについても考えるし、消費者が使用しやすい容器の設計や、消費者向けの商品説明の原稿の確認も行います。そうした幅広い部門とのやりとりを通じて、自分が研究員として蓄積している専門的な知見を、いかに消費者に魅力を感じてもらえる商品へと結びつけていくかを考えることができ、またそれを実現できるのだと思います。
求められるのは、販売戦略として発売月や販売数量が決められた中で、研究員がどれだけ高品質かつ適正価格の商品をつくりあげられるか。研究員のものづくりが1カ月ずれると、その分、損失が出ます。そう思うと責任は重いですが、その半面、ビジネス全体を見据えてものづくりができるのは大きな醍醐味です。自分が納得して世に出せる商品をとことんつくることができるのですから。
DHCでなければ、この商品はつくれない。今後もそんな魅力ある商品づくりを追求していきたいと思っています。

インタビュー Q&A

入社動機は?
自分ができる範囲を広げたい。そして、専門性を活かせる仕事がしたいと思いました。DHCには、私が理学部や薬学部をはじめ幅広い専門性が活かせる研究フィールドがあると知り、入社を決めました。
仕事内容は?
化粧品の新商品開発や既存商品のリニューアルを担当。商品企画から処方(中身)設計や技術開発、スケールアップ生産の検討。同時に、測定機器の条件設定など様々な実験的手法を検討した上で製品の肌への効果を実証し、消費者にその良さを実感してもらえる商品づくりを目指しています。一つの商品を最後まで担当することになるため、以上の業務全てに取り組んでいます。
DHCの魅力は?
最終的に商品の魅力に反映されるのであれば、ある程度自由に動けること。研究員の自由度は広く、自分のアイデアをどんどん活かしていくことができます。
今後どのような人と働きたいですか?
自分の知識の範囲にとらわれず、新しいことに飛び込めるような好奇心の強く勤勉な人です。

OFF TIME

最近、自転車を購入しました。休日はもっぱら、自転車で自宅近くの河川敷まで出て、川沿いを走っています。走りながら、野球をやっている人々を眺めたり、電車を見たり……。世の中を観察するのが面白く、ふとしたときにアイディアが湧きます。