キャリアパス 入社:基礎知識、2年目~:様々な業務経験、5年目~:さらに専門性を高める、10年目~:組織運営

入社1年目

  • 入社後に面談を実施し、一人ひとりの希望や挑戦したい気持ちなどをうかがった上で、会社の状況や適性を加味し、配属先を決定しております。
  • 配属後は、同じ部署の比較的年齢が近い社員がOJTトレーナーとしてサポートにつきます。年間の育成計画に合わせ、トレーナーと密にコミュニケーションを取りながら業務を習得します。

入社2~4年目

  • 任された業務について、単独で安定して完遂することができるようになります。
  • 積極的に担当業務や関連業務に関する知識の習得に励みます。

目指すべき姿:専任担当者

入社5~9年目

  • 後輩への指導担当者や、役職につく社員が多くなります。
  • 部門のマネジメントスキルを習得し、戦略的な視点を持つようになります。

目指すべき姿:小規模のチームリーダー

入社10年目~

  • 管理職として、グループやチームの運営に対する適切な意思決定を行うようになります。
  • 部下や周囲と密接なコミュニケーションを保ち、組織運営を円滑に遂行します。

目指すべき姿:大規模のチームリーダーや小規模のグループリーダー

Career

先輩キャリアパス事例

実践的スキルを磨き成長。
理想の上司と出会い充実感向上

2017年 新卒入社/販促部門/主任

総合職 K.Mさん

1年目

2017年4月に新卒入社。4カ月間研修を受け、8月に販促部門に配属。

4年目

2020年の組織変更で健康食品に加え化粧品・医薬品も担当。理想の上司と出会いモチベーションアップ。

6年目

2022年、地道な努力が評価され主任に昇進。責任感と覚悟を持ち積極的に挑戦するように。

現在

広告制作をメインで担当。自身の成長を図りながら、後輩育成やチームの成果最大化に注力。

入社1年目に販促部門に配属され、健康食品や医薬品、メンズスキンケア、ペット用健康食品の売上拡大を目的とした販促活動を担当しました。マーケティングの基礎知識やExcelの関数などを学びながら、既存商材の広告出稿計画の立案やデータ分析などを担当、新媒体で新商品のキャンペーン計画も実行しました。
当初は、なかなか仕事に慣れず自信をなくしたこともありましたが、DHCの商品開発のこだわりやお客様ファーストの社風、周囲のやさしさに触れるうち、恵まれた環境で働けていることを実感。改めて、この会社に入社してよかったと感じ、前向きな気持ちが生まれました。さらに担当する商品への愛着も生まれ、仕事以外の時間にも「どうしたら商品のよさが伝わるか」とPR方法について考える時間が増えていきました。
入社2年目からは商品開発にも携わるように。研究部門などにアドバイスをもらいながら初めて発売までたどり着いたとき、大きな達成感を味わいました。商品の処方を検討するため、英語の論文読解に四苦八苦しながら挑戦したのはいい思い出です。
入社4年目となる2020年5月、組織変更で販促部門が化粧品と健康食品の2部門に再編成され、私は健康食品を担当する部署の所属となりました。10を超える部門が2つに統合されたことで、よりお客様目線で効果的な販促施策を打てるようになり、またこれまでは一担当者が開発から広告、キャンペーン、売上管理までをすべて受け持っていたのが、チームごとに特定分野に注力する形に変わりました。私自身は、担当商品の新規顧客獲得施策を担うことになり、インフォマーシャルや各種媒体への広告出稿、DM発信など大規模な施策を経験し、専門性を高めていきました。
この時期は「自分もこうなりたい」と思える憧れの女性上司2人の下で働けることに喜びと安らぎを感じ、毎日充実した気持ちで高いモチベーションをもって業務に励んでいました。

成長のカギは心構えの変化、
視界が一気に開け充実感が上昇

入社5~6年目、社内の事情で未経験の仕事や後輩のフォローを担う状況になり、突然自立を求められて不安や苦悩を抱えるようになりました。心が折れそうになりながらも、「やるしかない」の精神で目の前の業務を一つひとつこなしていくと、次第に成果が現れはじめました。それが評価され、2022年6月に主任に昇進しました。
DHCはチャレンジ精神のある従業員にはチャンスを与えてくれる会社です。それからは、キャラクターとのコラボやブランド全体の広告活動など、初めての業務に挑戦する機会がどんどん増えて、短期間でスキルやノウハウが蓄積されていきました。これらは大きな成功体験として刻まれています。また、主任という役割を与えられて、強い責任感や覚悟を持つようになり、自分のキャリアプランについても具体的に考えるようになりました。
今振り返ると、入社5~6年目は仕事に対する向き合い方がガラリと変わり、仕事を心からたのしめるようになった時期で、私にとって大きな転機だったと思います。仕事に対するマインドを変えて積極的に挑み続けたことが成果につながり、憧れの上司に少し近づけたように感じました。
2023年8月に再び組織変更があり、これまで担当していた健康食品に加え、化粧品と医薬品も担当するようになりました。このときは不安半分・ワクワク感半分だったことを覚えています。興味のあった化粧品を担当できる嬉しさもありましたが、過去の成功体験があったからこそ、変化を前向きに捉えられるようになっていたのだと思います。以後も、不安を乗り越えた先に必ず自分の成長があると信じ、日々新しい業務を探して挑戦しています。
8年目を迎えた現在は、広告制作をメインに担当しています。訴求力の高い広告を制作するためには、自分の言葉で商品のよさを語れることが重要です。そのため、担当商品は必ず自分で試すことをマイルールに決め、一個人としての素直な感想を伝えることを心がけています。
DHCには胸を張っておすすめできる商品があります。「DHC商品を使ったことがないなんてもったいない!」と心から思えるメーカーで働けていることを幸せに感じています。今後は、後輩育成とチーム全体の成果を最大化することに注力しながら、私自身も幅広い知識を吸収して、さらなる成長を目指していきたいです。周りの人への感謝と初心を忘れず、自信と責任を持って会社の期待に応えていきたいと思います。

上司の言葉でワークライフが一変!
営業の心構えを養う

2015年 新卒入社/営業部門/課長補佐

総合職 K.Mさん

1年目

2015年4月に新卒入社。8月に営業部門に配属され大型量販店本部を担当。

2年目

東北エリア担当。取引先にとって有益なビジネスパーソンとなれるようスキルアップを目指す。

4年目

九州四国、次いで北陸中部エリアを担当。2019年6月主任、2022年12月課長補佐に昇進。

現在

営業力を高めるため、経営・ビジネスについて体系的に勉強中。

入社後、営業部門に配属。先輩の商談に同行して経験を積み、独り立ちして2016年1月から7月まで大型量販店本部を担当しました。未経験なことばかりで苦労の連続でしたが、商談で提案した商品が初めて採用されたとき、これまでにない喜びを味わうとともに、小さな成功体験の積み重ねが大きな目標につながることを実体験しました。また営業活動を通じて、商品が店頭に並ぶまでの流通プロセスに感銘を受け、メーカーの魅力を実感。お店で何気なく購入していた商品が、多くの人の手を経てそこに並んでいるのだと知って心から感動し、有意義な仕事に携われていることを再認識しました。
2年目の後半に東北エリアの担当に指名され、ドラッグストアやスーパーマーケット、ホームセンターなどを受け持つことになりました。それにより担当企業数も業務範囲も大幅に増加。地方拠点がないため、月の半分以上は出張しなければならず、取引先のアポイント取りから、商談用資料の作成・印刷、移動手段や滞在先の手配まで、なんとかこなすのに必死でした。とくに出張のスケジューリングと体のメンテナンスに苦労したなと、懐かしく思い出されます。日々の業務に追われ、営業スキルが未熟なうえに自己鍛錬の時間も取れず、準備不足が明らかになったこともありました。私のワークライフが一変したのはこのときです。上司に「営業の本質はなにかを考えなさい」と愛あるアドバイスをもらい、心を入れ替えて仕事に取り組むようになりました。今考えてもターニングポイントだったと思います。
2018年8月から九州・四国エリア、2021年8月から後輩とともに北陸・中部エリアの担当になり、新規営業などにも従事しました。その間にコロナ禍に突入。インバウンド需要が低迷し、一過性の売上に頼らない売上基盤の再構築が必要になりました。またWeb商談への切り替えに伴い、営業スタイルや提案方法を見直して、訴求ポイントが端的に伝わる資料作りに力を入れ始めました。ワンシート・ワンメッセージを追求するなかで、DHCの価値や強みを再認識したことで、営業活動の質がさらに向上したと感じています。

不確実性の高いVUCA時代。
成功の秘訣はオールDHCで臨むこと

2019年6月に主任、2022年8月にチームのリーダーに任命され、同じ年の12月に課長補佐に昇進しました。10年目を迎えた今は、会社の重責を担うような、より責任のある業務を任されています。とくに全国展開する業界最大手チェーンを担当するようになって、これまで以上に売上・利益の責任が増し、身が引き締まる思いでいます。
今は、変化が激しく、将来の予測が困難なVUCA(ブーカ)時代。変化に柔軟に対応し取引先やお客様に選ばれる提案を行なうには、過去の商慣習を見直し、市場や取引先のニーズを見極めて、DHCを選択する理由を明確に示すことが大切です。そのためには、クリティカルシンキングで提案内容を吟味するなど、これまで以上にデータ収集や分析に時間をかけなければなりません。
また、競合に勝つには、部門間の連携を強め「オールDHC」で臨むことが重要です。他部門とのやり取りが増えるなか、円滑なコミュニケーションを図るには、業務理解を深めることが必要だと認識しています。今後はよりいっそう各部門の業務理解を深めて連携し、効果的な戦略を創出して、取引先との関係強化や供給規模の拡大を目指していきたいと思います。また、取引先の経営陣の方とスムーズな商談を行なうには、経営の知識を増やし幅広いスキルを習得する必要があるため、自己研鑽を通じて思考や知識のアップデートをし続けていきたいと思っています。
DHCは今、変革期にあります。個人が変わらなければ会社も変わりませんし、コンフォートゾーンを脱却し、ストレッチゾーンに突入しなければ、継続的な成長は見込めません。DHCにはまだまだ成長の可能性があり、やりきれていないこともたくさんあるので、ひるまず挑戦を続けていきたいと思います。視座を高め、企業価値を高められる人材を目指します。

OTC医薬品を担当後、基礎研究部門でオリジナル原料開発に貢献

2009年 新卒入社/基礎研究部門/課長

研究職 T.Kさん

1年目

2009年4月に新卒入社。医薬品研究部門に配属され、OTC医薬品の開発・品質管理業務を担当。

4年目

2012年基礎研究部門へ異動し、オリジナル化粧品原料の研究開発に従事。

12年目

2021年の組織改編後、研究成果の発信に注力。研究領域は化粧品から健康食品へ徐々にシフト。その年に課長へ昇格。

現在

2024年通常の研究業務と並行して、栄養学の博士号取得を目指し猛勉強中。

入社1年目は医薬品研究部門に配属され、一般用医薬品と医薬部外品の商品開発と品質管理を担当しました。医薬品・医薬部外品の開発では、薬機法(当時は薬事法)により製造から広告まで厳密に規定されています。通信販売の取扱条件などの決まりを一から学んで、品質や安全性を確保することの重要性を感じるとともに、開発の難しさを感じていました。
また品質管理業務では、有効成分の定量を行なうため、HPLCやGCを活用した基本的な分析手法を学びました。習得した成分分析手法は、のちの基礎研究業務における大きな武器のひとつとなりました。
1年目は初めてのことばかりで苦労もありましたが、すべてが新鮮で、商品が完成するまでの工程を学びなら、世の中に役立つものの製造に携われていることを誇らしく感じていました。
2012年3月に基礎研究部門へ異動。研究部門ではジョブローテーションはほとんどありませんが、縁あって新しい領域に挑戦することになりました。基礎研究部門では化粧品や健康食品に配合する原料などをメインに研究していますが、私はおもに化粧品用のオリジナル原料の研究と商品化を担当。なかでもオリジナル原料の開発は社内でも例がない取り組みで、強い使命感を持って臨みました。上司と共に粗原料選定・製造のため海外のメーカーを視察に行ったり、研究者と頻繁に打ち合わせたりと、試行錯誤しながら奮闘を続けました。そうした努力の末、上司や先輩方が発見した新成分の原料化に成功。努力の結晶ともいえるオリジナル原料を配合した化粧品が、2015年に満を持して発売されました。お客様対応の担当者から、「喜びの声がたくさん届いているよ」とフィードバックを受けたとき、大きな充足感を得られました。またこの業務を通じて、グローバルな視野を持つことの重要性を実感しました。

高レベルの論文投稿が実現!
現在は博士号取得を目指し勉強中

2021年の組織改編をきっかけに、学会や学術誌で当社の研究成果を発表する役割を担うようになりました。学術論文の発表活動では、できるだけ多くの方に研究成果を認知していただくことが使命となります。そのため、著名な国際学術誌への投稿・掲載を目指し、チーム一丸となって準備を進めました。
3年間で8本の論文を発表しましたが、私がもっとも達成感を覚えたのが、オランダの国際学術誌(学術の専門雑誌)「Redox Biology」に掲載されたことでした。後輩を主担当とし、4人のチームで対応した論文で、懸命に努力している姿を見てきたからこそなおさら、自分のことのように嬉しさが込み上げました。また、オンライン学術雑誌「Scientific Reports」に投稿した臨床試験の論文では、リバイスなどに時間と労力がかかりましたが、掲載後の反響は非常に大きく、この活動の意義深さを実感しました。自社の研究成果を国際学術誌などで発表することは、会社にとってはもちろんのこと、世の中の人にとっても有益なものです。論文掲載が叶い、価値を提供できたことで、発表活動に対するモチベーションがさらに高まりました。
個人の研究領域としては、これまで化粧品などの外用剤がヒト組織にもたらす影響についての研究を主としていましたが、徐々に健康食品など内服による健康増進効果に関する研究へとシフトしてきています。それに伴い、健康・栄養に関する専門知識を深めるために、2023年から大学院の博士課程に通い始めました。社会人コースドクターとして、栄養学の博士号取得を目指し勉強に励んでいます。
一方で、DHCが変革期を迎えてからは、研究部門全体の研究戦略や部署の方針策定にも携わるようになり、他部門と意見を交わす機会が増えました。今後も、会社にとって価値ある研究とはなにか、DHCが社会に貢献できる研究内容はどんなものかと考えながら、日々の研究に勤しんでいきたいと思います。

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